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執筆者の写真RJ Industry Japan Press

【OZ】新国立劇場、 Robert Juliat LEDフォロースポットのOzを採用

更新日:2021年2月9日

新国立劇場(NNTT)はRobert JuliatのOz 600Wを劇場に導入しました。世界的に有名な本劇場の既存機器の更新にあたり、新しいLEDフォロースポットが採用されました。

© Photo provided by New National Theatre, Tokyo

新国立劇場は日本で最も重要な国立劇場で、オペラ、バレエ、ダンス、演劇と幅広いコンテンポラリー・パフォーミング・アーツ作品を提供しています。

劇場の建物はオペラパレス、中劇場、小劇場からなり、年間公演数は300本以上、約200,000名の観客を魅了し続けています。


© Photo provided by New National Theatre, Tokyo

Robert JuliatのLEDフォロースポットOz (照射角7°-14° ) 4台の導入は、Robert Juliat代理店であるRJインダストリージャパンが担当しました。おもに小劇場で使用される予定で設置されていますが、オペラパレスや中劇場など、必要に応じてさらに大きな劇場でも使用する予定です。1,2kwディスチャージ灯体に相当する出力を誇る600WクールホワイトLED光源のパワフルなOzは、こうして多目的用途に応じる利便性も兼ね備えています。

Ozの静音性は、オープンスペースとなっている小劇場に最適であると確信しました。」新国立劇場の技術部照明課、鈴木武人氏は語ります。「本劇場のように演劇やコンテンポラリーダンス公演の多い劇場では、あらゆる距離からパフォーマーをくっきりと映し出せるOzがベストなフォロースポットなのです。」

© Photo provided by New National Theatre, Tokyo

新国立劇場の求める高い水準に、Ozのクオリティが達していたことも決め手であったと、鈴木氏はさらに強調します。とくにトップコントロールが主なポイントの一つで、アイリスとディミングを灯体上部でワンハンドで自在に調整できる高い操作性が高評価を得ています。「多数存在するLEDフォロースポットの中でも、この灯体の特筆すべき点はトップコントロールです」鈴木氏は語ります。「繊細なフォロースポットオペレートを求められるシーンにおいて、日本のオペレータの操作性がダイレクトにスポットに反映される設計であると感じています。アイリスを極小サイズに絞ることができる点にも感動していて、アイリスカセットの精巧さにいつも感銘を受けています。まるで”針を通したような点”で投光できるアイリスシャッターの精度は、さすがRJ製品だと思います。」

新国立劇場のフォロースポットオペレータも同様で、新しい灯体の高操作性を味わっています。「Ozは驚異的にスムーズなディミングとアイリスのダブル操作をトップコントロールで調節でき、オペレータに優しい設計の灯体です。」

新国立劇場は以前からRobert Juliatの製品を利用しており、1997年に初のプロファイルスポットが出た際に導入しています。「劇場開場当初より、Athos 914SNX と 910SNX プロファイルを使用しています」鈴木氏は語ります。「導入当時ディスチャージの電球を使用するこれらの灯体は大変重宝されました。多くの照明家たちに愛され、さらに数多くのシーンでキーライトとして活躍しました。」

©︎ RJ Industry Japan

「ハロゲン電球を光源とする灯体モデルの製造が終了に向かう中、当劇場ではハロゲン電球を使用したプロファイルスポットが現在でも活躍しています。これらの灯体が時代遅れとなる前に新たなスポットライトを導入する必要があります。大きな容量のハロゲン電球のプロファイルスポットに匹敵するLEDプロファイルスポットには大変興味があり、ディスチャージ灯体と同等のLED灯体を有する点において、Robert Juliatはすでに優先候補順位の上位を占めています。」

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