フォロースポットを活用したRobert Juliat製トラッキングシステム"SpotMe"が、PLASA 2018 Award for Innovationを受賞しました!受賞式は先週、ロンドンのPLASA本会場 にて開催。47プロダクトの中から8つの受賞製品が選ばれました。
SpotMeはRobert Juliat社製オリジナル3Dトラッキングシステム。類似システムの中では唯一フォロースポットを駆使し、ほかの灯体に連動する最新型システムです。SpotMeはパフォーマーの位置情報をX, Y, Z点で算出し、ビームサイズと位置情報を調光卓に送信します。調光卓側はその情報をもとにムービングライトやその他の灯体に指令を送り、パフォーマーの動きを追従します。パフォーマーに取り付けるセンサーも、舞台上に設置するカメラも必要ありません。既存のフォロースポットに取り付けるだけで簡単にセットアップができ、新規に大がかりな機材を購入する必要のない、唯一のアクセサリ型トラッキングシステムです。
授賞の理由として、オープンな既存プロトコル経由で音声や映像システムとの連動にも応用できる点や、既存機材に取り付けるだけで使える点などが挙げられました。SpotMeは照明デザインとオペレーションに「高テクノロジー」×「人間の手による操作」をかけあわせた信頼性の高い最新鋭のソリューションです。SpotMeをお使いいただくことで、照明デザイナーやオペレーターの芸術表現の可能性が格段に拡がります。
この革新的なシステムは突出したアルゴリズムとキャリブレーションで、センサー情報をPosiStageNetを使う調光卓やその他のデバイスに連動します。調光卓やその他のデバイスはリグ上の他の機体に連動します。フィードバック機能のない既存の照明機材も、連動の対象となります。
さらに、SpotMeはステージや観客席に誤作動で光が漏れることのないよう、作動範囲を制限することができます。また、フォロースポットのアイリスの動きと他の照明機材のビームサイズの連動といったような、別個の指令に作用します。簡単で素早くセットアップができるSpotMeは、世界中のどこでも使うことができるよう、共通したアプリケーションを使います。「舞台照明界を共有するPLASA審査員に選ばれたことは、とても光栄です。」Robert Juliatのプロダクト・マネージャーであるLudwig Lepageは続けます。「ハイレベルなプロダクトが多数存在する本業界で、Robert Juliatが創立100年後の今もフォロースポット界のリーダーとして認められている証拠であると確信しています。」
「SpotMeが同種のプロダクトの中で最高のものであるという賞を授かったことに、とても深い意義を感じています。」Robert Juliatの代表取締役社長François Juliatは続けます。「Robert Juliatが今も、これからもクライアントの皆様に最高の機材をお届けし続けているという立証です。」
RJの展示スタンドでは、RJ製 Oz (600W LED ロングスロー・フォロースポット)に設置したSpotMeが大きな注目を集めました。高効率のLED光源を採用したお蔭で、OzとAlice(600W LEDショートスロー・フォロースポット)は省電力ながらも既存の1200Wディスチャージモデルと同等のパワフルな光を出力します。SpotMeシステムはRobert Juliat社の全フォロースポット(ツアー用からコンパクトサイズまで)と連動が可能です。
授賞イベント初日、Robert Juliatはハマースミス、Eventim Apolloで開催された第11回イルミネーション騎士賞授賞式のサポーターを務めました。またScottish OperaでEugene Onegin 作品を手がけたFabiana PiccioliがRJ 社がスポンサーを務めたRobert Juliat賞を受賞、Robert JuliatはFabianoやKOI賞の受賞者、受賞候補者を祝福し、舞台照明業界のクリエイティビティを高める貢献に感謝の意を表しました。最新鋭トラッキングシステムSpotMeについてさらに詳しく知りたい方は、こちらまで:www.robertjuliat.com
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