欧州最大のメディア企業グループであるRTL Groupの傘下にあるベルギーのテレビ放送局RTL-TVIは、ベルギーのフランス語圏内では最大のキー局です。主要番組の一つとして、ZeroDensity社製 (www.zerodensity.tv)特殊効果用クロマキーシートを使用したブリュッセルのCGスタジオで放送される、サッカーのチャンピオンズリーグが挙げられます。
RTLベルギー支社のカメラチーフFilipe dos Santosは、リアリティシステムを可能とする放送で必要となる高度な技術に対応する高クオリティ、低エネルギーのクロマキーを探していました。
模索と努力の末Dos SantosはRobert JuliatのDalis860サイクライトやDalis861ウォッシュライトとDalis862フットライトを合わせて使い、操作性や光の安定性、静音性、低コストを実現しました。Dalisの販売を担当したのは、ベネルクス三国でRobert Juliatの主要代理店を務めるAED Distributionです。
Dalis860サイクライト17台をリグに設置し、スタジオ後部のクロマキーとその1~1.5m前に立つ司会者たちを照らします。Dalis860は光漏れもなく、ムラのない均一の色味の光壁を実現。Dalis861ウォッシュライト4台は四隅に使用され、こうした重要なゾーンをまんべんなく照らし、均一性を出します。またDalis862フットライトをスタジオ内前方の床部分に設置、クロマキーを背にCG空間で自由に動くプレゼンテーターたちを照らしました。
CG画像の埋め込みを担ったのは、Zero Density社。こうした技術には特殊効果用クロマキーの品質がすべてを左右するため、照明あかりのクオリティとホワイトバランスの調整、クロマキーの緑色を適切に高めることが求められます。
Dalisはクールホワイトとウォームホワイトのバランスも緻密に調整することができるため、こうしたCG撮影に最適だと分かりました。Dos Santosにとっても背景とスタジオ前方のあかりに正確に統一性をもたせることができる結果となりました。このスタジオには大勢人間が出入りしますが、「Dalis862により顎下部の緑色の影を消すことができる」と多くの賞賛の声が上がっています。「Dalisの演色性はすでに97、カラーミックスにより純白の照明よりもさらに素晴らしい白色を出力することができます。」(Dos Santos氏談)
操作性もバックスクリーンを完全に均一に照らすキーファクターです。「前方ライトを補う4グループのコントロールモードがDalis860の最大の強みで、前方ライトを補い、より精確で調整の効く操作性を可能にします」、彼は続けます「そしてそのすべてをさらに高いレベルに上げるのが、クロマキーです。」 環境面への配慮によるLED灯体採用だけでなく、その静音性からDalisは選ばれました: 「対流式冷却システムのおかげでオーバーヒートの恐れもないため、従来のタングステンのサイクライトの代わりに低温度で使用可能なLEDが適しているとして選ばれました。」
低消費電力、コストを抑えた灯体、稼働コストを抑えた冷却システム、最高レベルの白やカラーとその精確さ、Robert JuliatのDalisはRTL TV1にあらゆる面でグリーンな課題解決をもたらしました。
Dalisシリーズやその他のRobert Juliat社LEDフォロースポット、タングステン、ディスチャージランプ灯体に関しさらに詳しく知りたい方は、www.robertjuliat.com まで。
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